管理栄養士が活躍できる介護施設って?特養と老健の働き方の違いって?!

管理栄養士が活躍できる介護施設を説明 就活

Last Updated on 2024年12月13日 by くりみ

こんにちわ!

くりみです🌰

さて!

管理栄養士として働くとすると、介護施設で働くというのは皆さん一度は考えたことがあるのではないのでしょうか。

そこで今回は

介護施設で管理栄養士として

どのような働き方ができるのか

具体的に何をするのか

上記をご説明出来たらと思います。

また、管理栄養士の皆さんは、高齢者と関わる時を想像すると、どのような高齢者を想像するのでしょうか

元気な高齢者とお話しながら関わっていく感じでしょうか。

それは介護施設によって、高齢者のレベルが変わってきます。このレベルはどう区切られているかも一緒に説明していきたいと思います!

くりみ

管理栄養士3年目。埼玉県出身。

新卒で特養に就職するも、1か月以内で帯状疱疹になり半年で退職。現在は老健で働いている。しかし!!体験したことのない調理師と全く同じ調理業務に苦戦。味付けなどを他の職員に文句言われながらも段々と味付けにも自信がついてくる。
それから食品会社に勤め始めた管理栄養士くりみです。そんなドン底人生からの起死回生ストリー。

くりみをフォローする

介護施設の高齢者が利用できる基準って?

介護施設って施設のお部屋が空いてれば、どこでも利用できるんじゃないの?

と思っていらっしゃる方もいると思うのですよね。

皆さん介護度をご存知でしょうか。

介護度って何?って感じですよね。

介護度がこの介護施設の高齢者が利用できる基準となってきます。

介護施設はこの介護度レベルによって、入ることのできる施設、利用できる施設、サービスが変わってきます。

そのため、次に介護度の説明していきたいと思います!

介護度って???

まず、介護度について説明いたします。

介護度とは、どこまで自分で生活に必要な活動ができるかをレベル別に区別したものです。

このレベルによって、入所できる介護施設、利用できる施設、サービスが変わってきます。

もしこの介護度に当てはまらなくて、生活できなくもないけど少し介護してもらいたい!

という高齢者は、訪問介護やデイサービスなどのサポートもあります。

区分心身状況
自立日常生活動作を自分で行うことができる
要支援1日常生活ほぼできるが少し支援が必要
要支援2日常生活に支援が必要。要介護まで至らない
要介護1立つこと、歩行に不安を覚える。排泄など部分的な介助が必要
要介護2自力での立ち上がりや歩行が困難。排泄などは全介助
要介護3自力での立ち上がりや歩行は自力は不可能。日常生活においては全介助
要介護4日常生活全般において全介助
要介護5日常生活全般において全介助。医師の指示も通らない。

参考:厚生労働省 要介護認定はどのように行われるか (mhlw.go.jp)

介護施設の特徴と違い

 介護施設で管理栄養士として働く需要は少子高齢化とともに需要が増えつつあります。介護保険法でも令和3年から管理栄養士の配置が義務付けられています。

そこで、ここからは管理栄養士の配置が義務付けられている

特養と老健の特徴と違いをまとめました。

①介護老人福祉施設:特養

介護老人福祉施設(特養)とは簡単に言うと要介護4以上を対象に、入居者が最期まで暮らす施設です。場合によっては介護度が低くて退所される方もいます。要介護2以下になると特養には入所し続けられないみたいです。

実際には要介護3の方も多くいらしゃっています。

特養での管理栄養士の主な仕事としては、

1.栄養ケアマネジメント

2.厨房がある場合は厨房業務

3.食事介助

4.多職種との担当者会議、新入所者の会議

5.ミールラウンド

などがあります。

介護老人福祉施設:老健

 次に介護老人福祉施設(老健)について説明します。

簡単に言うと介護1以上の高齢者が在宅復帰を目指すためのリハビリ施設です。

中には特養のような介護度が高く、もうこれ以上リハビリを頑張っても。。という方で長く入所される方もいらっしゃいます。

老健の管理栄養士の主な仕事としては、

1.栄養ケアマネジメント

2.厨房がある場合は厨房業務

3.多職種との担当者会議、新入所者の会議

4.ミールラウンド

などがあります。

栄養士がいない場合だと、事務作業が主になり発注業務、献立作成などもあると思います。

実際どちらが働きやすいか?

特養のメリット

1.高齢者に寄り添える

2.1人1人の高齢者のことを考え仕事ができる

特養のデメリット

1.高齢者のことを考えるあまり、感情が入ってしまい亡くなられたときに辛くなる

2.家に帰っても体調が悪い高齢者のことを考えてしまう

等々。。私はその方に寄り添うのは好きでしたがあまりに感情が入ってしまい、しばらくは泣いて仕事行ったり、家からでれなくなり仕事に行けなくなってしまったりしました(笑)今思えば、かなり辛く、よく頑張っていたなと思います。

ですが、そうではなく感情は別にできる方もいると思うので、人によりけりです。

老健のメリット

1.短期で家に入居者の方は帰られ、入れ替わりが激しいため、そこまで感情移入しにくい

2.厨房と事務作業の両立により、自分の経験値になる!

老健のデメリット

1.高齢者には寄り添いにくい

2.マルチタスクが苦手な方は、厨房と事務の両立により忙しいとパニックになるかも…

学生の頃は、レシピ通りに調理するだけだったので作業も早めな私でした。

味付けなど水加減や野菜の水分量などにより中々調味料の量が献立通りともいかず、初めは味付けに職員に文句言われたり、怒られたりでした!

これもいずれは慣れてきて経験になる!と信じて頑張っていたので今では文句も言われることなく、むしろ調理が好きで家で良く家族に作るようになりました(笑)

私は老健のほうが自分に合っていたのかなと思います(^▽^)/

最後に

主に介護施設で働く管理栄養士は事務作業で日勤帯と思われがちです。

私の老健は少し変わっていて早番、遅番で厨房にも入り調理師と一緒に調理も行っており大量調理のため、ほとんど力仕事です(笑)

時間を見つけて、栄養マネジメントをしています。

介護施設はどの職種でも人材不足で忙しいのが現状だと思います。

しかしながら、なんだかんだ高齢者の自分たちが調理したご飯をおいしそうに召し上がっていたり、黙々と食べていて『今日もおいしかったよ。ありがとう』

なーんて言われると、本当にうれしくて頑張ってよかったなぁって思うんです(笑)

毎日忙しくて1日1日を過ごすことで精一杯ですが、これからも頑張っていきたいと思います(^^♪

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました