Last Updated on 2025年4月6日 by くりみ
皆さんこんにちわ!
くりみです🌰
市販のプロテインは多種多様ですが、なかには「たんぱく質含有量が低い」「成分が不透明」「飲みにくい」など、品質に問題のある商品もあります。
ここでは、開発者の視点から低品質なプロテインを見分けるポイントを紹介します。
これを読めば・・・
☑低品質なプロテインがわかるようになる!
☑プロテイン選びに失敗しない。
プロテインは400〜1kgくらいで販売されており、一度失敗すると
すぐに処分はできないし、何より飲まなくなってしまうことは非常にもったいないことです。
是非、これを読み、理解していただいて皆様のお力になれたらいいなと思います。
1. 原材料表示の確認

まず、裏面の原材料表示の確認をしましょう!
これが一番大事になってきます。
パッケージや芸能人がPRしていたからという理由で選択すると失敗する確率が高くなると思います。
それだけ、そこにお金を使っているので品質や味自体は良くないなんてことも起こりやすいわけです。
✅ チェックポイント
- たんぱく原料の種類が最初に記載されているか?
→ 成分表示は使用量が多い順に書かれるため、最初に「ホエイたんぱく(WPI・WPC)」などが来ていない場合、たんぱく質の割合が少ない可能性があります。 - 「脱脂粉乳」や「植物性油脂」が先に来ている商品は注意
→ コストを下げるために、たんぱく質の代わりにミルク系の粉末や糖質が多く含まれている可能性が高いです。 - たんぱく質の製造国はどこか。→中国製造でないか。
開発者の視点: 「プロテイン」として売るには、たんぱく質含有量20g以上/1食が理想。10g未満は“たんぱく質入り飲料”レベルと考えていいです。
また、たんぱく質(国内製造)ではない場合、外国のたんぱく質を使用している可能性が高いです。溶解性が悪かったり、臭かったりなんてことも。
見かけだけのプロテインはよくあります。
また、プロテインの原材料自体が値上げしているため、どこの企業も安価で作りたいわけです。
よく自分の目で確認し、見分ける事が重要です。
2. 栄養成分表示のたんぱく質量とバランスを見る

次に栄養成分表示について説明します。
皆様は見たことはあるでしょうか。
ダイエットしている方はエネルギーは見ると思います。
ここが栄養成分表示です。
国の決まりでこの記載をしなくてはなりません。そのため必ず裏面に表示がありますので一度購入前に見ることをオススメします!
✅ チェックポイント
- 1食(約20〜30g)あたりのたんぱく質が20g未満は注意
- 炭水化物・脂質が極端に多い場合も要注意(例:炭水化物15g以上)
タンパク質含有率の目安
- 高品質:たんぱく質80%以上(WPI中心)
- 中品質:70%前後(WPC中心)
- 低品質:60%以下(糖質や脂質が多く含まれる)
開発者の視点:
→ 「プロテインダイエット」として糖質・脂質が多すぎると目的に合わない。高品質プロテインは「余計なものが少ない」が基本。
栄養成分表示の例
具体的な例を含めて説明します。
基本的に高品質な栄養成分表示は下記の通りになりやすいです。
栄養成分表示
エネルギー 93.6kcal〜112.5kcal
たんぱく質 20〜22g
脂質 0.2〜0.5g
炭水化物 3.0〜5.0g
食塩相当量 0〜0.2g
上記の数字から派手に逸脱していると、全くたんぱく質が入っていなかったり
エネルギーが高すぎなんてことも起こりやすいわけです。
よく聞く、プロテインを飲むと太るなんて聞いたことある方もいらっしゃると思いますが、こういったところに気をつけないといけません。
3. 不明瞭な表現・うたい文句に注意

❌ よくある曖昧な表現
- 「たんぱく質を豊富に含む」→ 実際の量が明記されていない
- 「植物性たんぱく使用」→ ソイなのか、えんどう豆(ピープロテイン)なのか不明
- 「〇〇由来の成分で健康サポート」→ 科学的根拠の薄いフレーズ
開発者の視点:
→ 表現があいまいで数値が書かれていないものは、裏の成分表示が正直な情報源です。
具体的なことが書かれていない場合は要注意!
かけないから、そういった曖昧な表現になるのです。
4. 溶けにくさ・泡立ち・香りのクセなどの使用感
✅ 使用時のチェックポイント
- ダマになりやすい
- シェイク時に泡が大量に立ってなかなか消えない
- 変な薬品臭・人工的な後味が強い
開発者の視点:
→ 溶けにくさは、粒度調整や乳化剤の配合が適切でない証拠。また、香料や甘味料のバランスも製品開発のクオリティを表します。
もっと詳しく乳化剤のことが知りたい方はこちらがおすすめ!
5.異常に安価すぎるプロテイン
プロテインの相場は皆さんご存知でしょうか。
最近はプロテインの原材料自体が高価になっているので、高い傾向にあります。
相場は
だいたい800〜1kgで3000〜5000円。
- 相場より極端に安い商品は、たんぱく質以外のかさ増し(糖質・脂質・香料・増粘剤など)で補っている可能性があります。
- また、海外製の格安商品は、製造管理や原料のトレーサビリティが不明瞭なものもあります。
開発者の視点:
→ 良質な原料(特にWPIや加水分解ホエイ)は高価。安すぎるものには裏があると考えるべき。
まとめ:低品質プロテインを見抜く5つの視点
では、まとめていきます。
☑原材料名を確認しましょう。
☑栄養成分表示も確認しましょう。
☑曖昧な表現には注意しましょう。
☑溶解性や匂いの確認をしましょう。
☑安すぎるプロテインはなにか裏があるとおもいましょう。
いかがでしょうか。
人によっては、コストパフォマンスが良ければ良い方もいらっしゃると思いますので、
そういった方は特に気にしなくても大丈夫ですが、たんぱく質含量だけは確認したいですね。
ではまた!