ミールラウンドって何!?特養と老健での違いとは!

Last Updated on 2024年12月13日 by くりみ

ご無沙汰しております(^^)

くりみです〜🌰

今回は管理栄養士の仕事内容である「ミールラウンド」について説明していこうと思います!!

特養と老健でのミールラウンドの違いもご紹介します〜!

くりみ

管理栄養士3年目。埼玉県出身。

新卒で特養に就職するも、1か月以内で帯状疱疹になり半年で退職。現在は老健で働いている。しかし!!体験したことのない調理師と全く同じ調理業務に苦戦。味付けなどを他の職員に文句言われながらも段々と味付けにも自信がついてくる。
それから食品会社に勤め始めた管理栄養士くりみです。そんなドン底人生からの起死回生ストリー。

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ミールラウンドとは??

まず、ミールラウンドとは??という感じですよね笑

私もそうでした。だって特に国家試験で出るわけでもないし、大学でも詳しく学ぶか?と言われたらそんなことないと思います。

特養や老健に勤めなければ経験することのない業務内容だと思います。

 簡単に言えば、食事内容が合っているかどうかを確認、把握するということです。介護施設の利用者様や病院の患者様の食事の状況を昼食時や夕食時などに管理栄養士が周り、提供されている食形態やとろみの付き方などを見て回ります。

食形態が合ってなさそう・・・

ミールラウンドをしていると様々なことに気づくことがあります。

 例えば高齢者は食事により痰などが絡んだりしてむせこんだりすることがあります。

鼻水が出てしまっていたり、涙が出るくらい苦しそう・・・

このような場合、誤嚥のリスクがあります!

そんなときは多職種で言語聴覚士さんや介護職の方、医師、看護師などで検討し、食形態の見直しを行いましょう。

なにかあってからでは遅いので、それを防ぐために毎日高齢者の食事状況の把握をして事故を未然に防ぐことも大事な管理栄養士の役目です!!責任持って仕事しましょう(^^)

特養のミールラウンド

特養のミールラウンドは、管理栄養士が朝食、昼食、夕食の3食事にラウンドしていました。だいたい、1時間ちょっとくらいかけて行っていましたね。

特養の特徴として入居者の出入りは少ないので基本的に入所者は変わりません。

しかし、高齢者はいつ急変するかわからないので毎日見回ることで、変化に気がつくことができるとおもいます。

食形態の確認も大事ですが、毎日入居者と顔合わせることで、入所者の好きなもの嫌いなもの(嗜好)や献立の食べにくいなどの意見が聞けることもあります。

また、普段お世話になっている介護職の方には言いにくい思っていること、感じていることなどがポロッと出てくるなんてことも!!

そのため、高齢者と仲が良くなりやすいです笑

 私は特養で働いていてミールラウンドが楽しみと一つでもありました(*^_^*)

老健でのミールラウンド

 老健でのミールラウンドでは、月2回、医師、ケアマネジャー、言語聴覚士、管理栄養士、看護師で行っています。

施設によりけりですが、経口維持加算など加算を取っていると、上記の多職種の方とミールラウンドを行います。

経口維持加算についてはこちら→厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000818036.pdf

ラウンドしながら多職種で食形態などの検討がその場でできます。その為、色々な視点から見ることができ、高齢者にとってより安全な判断ができるのではないかと考えます!

ミールラウンドの現状

上記の通り説明してきましたが、実際のところ、保健所から2,3年に一度来る監査で引っ掻からなければいいという考え方の施設もあるようで・・

「ミールラウンドしてるよ〜」という書類さえ残しておけば・・なんて酷いですよね。

現状、この業界はどこも人員不足でそこまでやってられない!という気持ちもわかります。ですが、介護保険法はどんどん少子高齢化社会に沿ったものになり、管理栄養士が介護業界でも必須となってきました。

私は、特養でミールラウンドしていた頃のように毎日ラウンドしたいです本当は(泣)

ただ今の施設の考え方は違うようなので、ちょっとなぁ・・・という感じです。1年目の私は何も言えずに今は過ごしています。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

大学では知らなかったことがこちらで解決できたらいいなと思います。

それではまた!🙌

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